「文章を書いてもいまいち説得力がない…」「なんだか読みづらい文章になっちゃうなあ」
文章を書く上で、1度は思ったことがあるのではないでしょうか?
全体的に読みやすく、説得力のある文章を書くためにはテンプレートが存在します。それが「PREP (プレップ) 法」です。このテンプレートに当てはめて文章を書くことで、誰でも説得力のある文章が書けるようになります。
本記事の内容をマネすることで、PREP法が身につき、他の記事とは一線を画す文章が書けるようになります。また、文章を書くスピードも上がります。
ライティング初心者の方、より文章力を高めたい方のどちらにも有用な内容になっていますので、ぜひご一読ください。
目次
PREP (プレップ) 法とは?
PREP法とは文章構成方法のひとつであり、次の4つの要素で成り立っています。
・結論 ( Point )
・理由 ( Reason )
・具体例 ( Example )
・結論を繰り返す ( Point )
最初に結論を伝え、次に理由を説明し、具体例で理由の補強を行い、最後に結論を再度提示して説得力を高める文章構成になっています。Web記事だけでなく、就活の自己PRやプレゼンテーションなど、様々なビジネスシーンで使用されています。
PREP法の読み手にとってのメリット
読んでいてストレスがない
結論から話が始まるので、読者は何についての話なのかをすぐに理解できます。よってストレスがかかりません。
なかなか本題に入らず、「結局何がいいたいの?」となる文章になってしまっては、読み手にとってストレスです。
Web記事はよく読み飛ばされたり、なかなか結論が出ないとすぐ記事を閉じられてしまうので、結論を先に持ってきてすばやく読者に理解してもらう事が重要です。
1度の説明で内容が理解できる
PREP法で説明すれば1度で内容が理解できるため、読み手にとっては大きなメリットになります。
逆にPREP法を使用しないと、内容がスムーズに伝わりません。読み手は何度も何度も文章を読み返す必要が出てくるため、時間のロスに繋がります。
読み手がスムーズに内容を理解できるよう、1度で内容を理解できるような構成にしておくことが重要です。
執筆者にとってのメリット
説得力のある文章になる
PREP法は最初に結論を述べ、最後にふたたび結論を持ってくるため、説得力が上がります。なぜなら人間の脳は繰り返す事で記憶が定着するからです。
心理学的にも、最初と最後は記憶に残りやすいとされています (初頭効果と親近効果) 。
人間の仕組みを利用した文章構成になっているため、誰でも説得力のある文章が作成できます。
執筆スピードが上がる
結論→理由→具体例→結論という決まったテンプレートに沿って文章を作成するため、執筆スピードが上がります。
文章を書く際に手が止まる理由は、どういう順番で何を書けばいいのか分からないからという理由が多いと思います。テンプレートに沿って執筆することで、「結論の次は理由を述べればいいんだ!」とスムーズに進められるでしょう。
よって執筆スピードが上がり、スムーズに文章を書けるようになります。
PREP法の具体例
PREP法の具体例を紹介します。
■結論
私は野菜をよく食べるようにしています。
■理由
野菜は体にいいからです。
■具体例1
例えばキャベツはビタミンCが含まれており、風邪の予防や疲労の回復に効果があります。
■具体例2
キャベツだけではなく、ブロッコリーは食物繊維、玉ねぎは血行促進作用で冷え性の改善など、野菜には多くの嬉しい効能があります。
■結論
なので、私は積極的に野菜を取るようにしています。
たった150字ほどの短い文章ですが、完結に内容が伝わったかと思います。今回は野菜の内容を例にしましたが、どんな内容でも可能です。
ちなみに、この記事もPREP法で執筆しています。この記事内にある文章で説明しますね。
■結論
PREP法は最初に結論を述べ、最後にふたたび結論を持ってくるため、説得力が上がります。
■理由
人間の脳は繰り返す事で記憶が定着するからです。
■具体例1
心理学的にも、最初と最後は記憶に残りやすいとされています (初頭効果と親近効果) 。
■結論
人間の仕組みを利用した文章構成になっているため、誰でも説得力のある文章が作成できます。
PREP法に沿って執筆されていることが分かったでしょうか。このようにPREP法に沿って執筆をすることで、簡潔に内容が伝えられ、かつスムーズに、スピーディに文章を書けるようになります。
PREP法の練習方法
結論、「PREP法を使って文章をたくさん書く」が一番の方法です。なぜなら、文章力は書くことでしか成長できないからです。
PREP法をインプットするだけでなく、自分の力で文章にアウトプットすることが大事です。
オススメの練習の仕方を上げるとすれば、
・自身のブログでPREP法を使って記事を作成する
・SNSでのツイートでPREP法を使って発信をする
Twitterなどであれば140字と短文で練習できるのでオススメです。上記以外でも、メモアプリで練習するなど方法は色々ありますが、人に見られる媒体で文章を書くことをオススメします。
繰り返しPREP法を意識して文章を書くことで、自然と書き方が身に付きます。私は、スマホアプリにPREP法のテンプレートをメモって、それを見ながら文章を作成しています。
PREP法を常に念頭に置きながら、文章を作成しましょう。
まとめ
今回はWeb記事の文章構成の基本である「PREP法」についてご説明しました。
PREP法を意識すれば、誰でも説得力のある文章が書けるようになります。そのためにはPREP法を常に念頭に置いて、練習をする事が大切です。
PREP法をマスターして、ぜひ読者の方から感謝されるような文章を書けるようになってください。